それぞれのペースも大切に

へいわ分室 新しい月を迎えて 相模台

 「ただいま‼」と元気な声が響き渡り、子どもたちの児童クラブでの生活が始まります。学校からへいわ分室までの経路は、【走らず、寄り道をせずに30分以内に帰って来ること】を約束としています。「今日は暑かったぁ!」、「まだ時間は間に合ってる?」子ども達は汗をかきながら一生懸命に帰ってきます。児童クラブに到着すると【①健康観察カード、一人帰りカードの提出②あんしんでんしょばとシステムのタッチ打刻③自分のロッカーへ荷物収納④手を洗い、本と宿題の用意】と忙しく準備し、その日登所する児童全員が揃うまで読書をしながら待ちます。ここまでの流れに4月はとても時間がかかっていましたが、5月には生活の流れにも慣れ、子どもたちの準備もスムーズに進むようになりました。
 児童クラブへ出席する子どもたちが揃うと40分間の宿題が始まります。宿題が終わった子や宿題がない子は、この間読書をして過ごします。学校生活の疲れからか、眠たくなったり、宿題に気が乗らなかったりする日もありますが、へいわ分室では子どもたちそれぞれのペースも大切にしています。その一方で、児童クラブの生活は自立支援も兼ねていますので、他の子どもたちと生活のペースを合わせるという社会生活で必要になる部分も大切にしています。
 児童クラブで過ごす時間は一日の中で短いですが、学校やご家庭とはまた違った「社会」を学べる場でもあることを大切に過ごしています。

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